不正のトライアングルと(動機・機会・正当化)とは?

こんにちわ。ジーパン会計士です。

今日は、不正のトライアングルについて解説しようと思います。

先日のJDIの不正で少し触れましたが、改めて不正のトライアングルを解説する記事となります。

JDIの不正がすさまじい件

5月 3, 2020
ジーパン会計士
そもそも不正はどういう状況で発生するのでしょうか?
・上司から怒鳴り声で怒られたとき?
・不正により会社と社員を守るため?
ジーパン会計士
・・・まぁ全くの的違いではないですが、
監査論の視点では、不正は、”不正のトライアングルという3点の要素が重なったときに発生しやすい”と言われています。

不正は、理由なしには発生しないものです。意図的でないものはただの間違いであり、それは「誤謬」です。

不正のトライアングルとは

それでは、さっそく不正のトライアングルについて解説していきます。

不正のトライアングルとは、「人が不正をする仕組みをモデル化」したものです。

不正のトライアングルにおいては、不正行為は、「動機・機会・正当化」の3要素が揃ったときに発生するといわれています。

この3つの要素が発生した時に不正会計が生じやすいといわれており、監査の観点からは、いかに不正の3要素が発生しないようにするかが重要です。

ジーパン会計士
不正を起こさせない仕組みを作ることが、不正を防ぐうえでは最も有効となります。

それでは、それぞれの具体例や内容について記載していきます。

動機とは

動機とは、「人が意志を決めたり、行動を起こしたりする直接の原因」を指します。

例えば以下の要因が動機に該当します。

  • 経営者や経理担当者が個人的な金銭的問題を抱えている
  • 株主や経営者からの強いプレッシャーがある
  • 経済状況により、企業の財政状態が脅かされている

機会とは

機会とは、「不正行為を容易にできる環境」のことを指します。

例えば、以下の内容が機会に該当します。

  • 一人の担当者に権限が集中している
  • 内部統制が不十分で、上司のチェック機能が働いていない
  • 不正を犯したとしても誰にもばれにくい、という確信がある

正当化とは

正当化とは、「自分の行為を、道理のかなっているように理解すること」を指します。

例えば、以下の内容が正当化に該当します。

  • 従業員の処遇に差がある
  • 経営者が投資家等へ非現実的な業績の達成を確約している
  • 不正をして、会社の業績をよく見せることが会社のため、従業員のため、株主のため、という誤った理解を持っている

不正があれば、不正のトライアングルの観点から分析しよう

大きな不正会計があったとき、上記のトライアングルの観点から不正を分析することは有効です。

JDIの第三者委員会の調査報告書においては、不正のトライアングルの観点から不正会計が分析されていました。

今後も不正会計が出れば、この3要素から分析していきたいな、と思います。

ではまた~

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